模擬試験 セット3 — 全100問 残り 115:00

模擬試験 セット3(総仕上げ編)

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最終確認:2026年8月

ドメイン1:Snowflake AI Data Cloudの特徴とアーキテクチャ(問1〜31)

問1. 同一クエリの再実行時に利用される「結果キャッシュ」は、Snowflakeのどの層に保持されるか。

解説:結果キャッシュはクラウドサービス層に保持され、ウェアハウスが停止していても再利用できる。Aのローカルディスクキャッシュはウェアハウス(コンピュート層)側のキャッシュであり、結果キャッシュとは別物という点が定番のひっかけ。B・D・Eはいずれも結果キャッシュの保持場所ではない。参照:1-1節

問2. Snowflakeのアーキテクチャの説明として正しいものはどれか。

解説:Snowflakeは全ウェアハウスが同じストレージ層を参照(共有ディスク的)しつつ、各ウェアハウスは独立に計算する(シェアドナッシング的)ハイブリッド構成。ストレージとコンピュートは独立に拡張・課金される。A・C・Dは一方の型に寄せた誤り。Snowflakeはクラウド専用サービスでオンプレミス版はないためEも誤り。参照:1-1節

問3. クラウドサービス層が担当する機能として正しいものを2つ選べ。

解説:クラウドサービス層は認証、メタデータ管理、クエリ最適化、結果キャッシュなど「頭脳」の役割を担う。Bのクエリ実行はコンピュート層(仮想ウェアハウス)、Cのデータ保存はストレージ層、Eのローカルディスクキャッシュはウェアハウス側の機能である。参照:1-1節

問4. 仮想ウェアハウスのサイズをMediumからLargeに1段階上げた場合、時間あたりのクレジット消費はどうなるか。

解説:ウェアハウスはサイズが1段階上がるごとにクレジット消費が2倍になる(Medium=4、Large=8クレジット/時)。Cの4倍は2段階上げた場合であり、1段階との混同を狙ったひっかけ。Eの10%はクラウドサービス層課金の数字との混同。参照:1-5節

問5. 仮想ウェアハウスが起動(再開)したときに最低限課金される時間はどれか。

解説:ウェアハウスは起動のたびに最低60秒分が課金され、それ以降は秒単位の課金となる。Bの「1秒から」は60秒経過後の話であり、最低課金と秒単位課金を混同させる選択肢。C・D・Eのような分・時間単位の最低課金は存在しない。参照:1-5節

問6. マルチクラスタウェアハウスを利用できる最低エディションはどれか。

解説:マルチクラスタウェアハウスはEnterprise以上で利用できる。Time Travel 90日、マテリアライズドビュー、検索最適化、マスキングポリシーなどもEnterprise境界の機能としてまとめて覚える。DやEでも使えるが「最低エディション」を問うているためCが正解。参照:1-2節・1-5節

問7. Business Criticalエディションで初めて利用可能になる機能を2つ選べ。

解説:Tri-Secret Secure(顧客管理キー)とPrivateLink等のプライベート接続、フェイルオーバー/フェイルバックはBusiness Critical以上の機能。A・C・DはいずれもEnterpriseで利用可能であり、エディション境界の混同を狙った選択肢。参照:1-2節

問8. クラウドサービス層の利用に対する課金ルールとして正しいものはどれか。

解説:クラウドサービス層の使用は、日次のウェアハウスクレジット消費の10%までは無償で、それを超過した分のみ課金される。Aの「常に無料」、Bの「必ず10%加算」はどちらも半分だけ正しい典型的なひっかけ。C・Eは課金モデル自体が誤り。参照:1-2節

問9. Snowflakeのストレージ課金の基準として正しいものはどれか。

解説:ストレージは圧縮後の平均使用量に対しTB/月の定額で課金され、コンピュートのクレジット課金とは別体系。Aの「圧縮前」が定番のひっかけ。Cはコンピュート課金、Eは他社のスキャン量課金モデルとの混同を狙った選択肢。参照:1-2節

問10. Snowflakeのインターフェースについて正しい記述を2つ選べ。

解説:SnowSQLはCLI、SnowsightはブラウザベースのWeb UIで、ワークシートでのSQL実行、可視化、管理操作までカバーする。Bはインストール型という誤り、EはSQL実行不可という誤り。外部ツールはJDBC/ODBCドライバや各種コネクタ経由で接続するためDも誤り。参照:1-3節

問11. Snowflakeのオブジェクト階層として正しい記述はどれか。

解説:階層は組織→アカウント→データベース→スキーマ→テーブル等の順。AとCは上下関係を逆にした誤り。ウェアハウスはアカウントレベルのオブジェクトでデータベースに属さないためBは誤り。テーブルは必ずスキーマ配下に作られるためDも誤り。参照:1-4節

問12. 仮想ウェアハウスについて正しい記述を2つ選べ。

解説:ウェアハウスは自動サスペンド/自動再開が設定でき、サスペンド中はクレジットを消費しない。サイズ変更は実行中のクエリには影響せず、その後のクエリから新サイズが適用されるためBは誤り。ウェアハウスは共有ストレージ上のどのデータベースにもアクセスでき(C誤り)、計算リソースは互いに独立している(E誤り)。参照:1-5節

問13. マルチクラスタウェアハウスのAuto-scaleモードの動作として正しいものはどれか。

解説:Auto-scaleモードは同時実行数(並行性)に応じてクラスタ数をスケールアウト/インする仕組み。Cの「サイズを大きくする」はスケールアップであり、マルチクラスタが行うのはスケールアウトという点が最重要のひっかけ。Aは常時最大数を保つMaximizedモードの説明。マルチクラスタはEnterprise以上のためDも誤り。参照:1-5節

問14. マイクロパーティションの特徴として正しいものはどれか。

解説:マイクロパーティションは自動作成・不変で、更新時は新しいパーティションが作られ古いものが置き換わる(この仕組みがTime Travelの基盤)。AはHiveなど手動パーティショニングとの混同、Bは不変性に反する誤り。格納は列指向・圧縮ありのためD・Eも誤り。参照:1-6節

問15. クエリ実行時のパーティションプルーニングの仕組みとして正しいものはどれか。

解説:プルーニングはクラウドサービス層が保持する各パーティションのmin/max等のメタデータとWHERE条件を突き合わせ、読む必要のないパーティションをスキップする仕組み。Snowflakeにインデックスはなく(B誤り)、スキャン前に絞り込む点でCも誤り。Dは別機能、統計は自動管理のためEも誤り。参照:1-6節

問16. クラスタリングキーとAutomatic Clusteringについて正しい記述を2つ選べ。

解説:クラスタリングキーは大規模テーブルかつ特定列でのフィルタ・結合が多い場合に限って検討すべきで、全テーブル推奨ではない(A誤り)。再クラスタリングはAutomatic Clusteringが自動で行い(B誤り)、その処理はサーバーレスとしてクレジット課金される(D誤り・E正しい)。参照:1-6節

問17. transientテーブルのTime TravelとFail-safeの組み合わせとして正しいものはどれか。

解説:transientテーブルはTime Travelが最大1日で、Fail-safeを持たない。AはEnterpriseのpermanentテーブルの組み合わせ、Bは「Fail-safe 7日」を混ぜたひっかけ。Cはtemporaryテーブルの説明。数値の組み合わせを表で整理して覚えること。参照:1-7節

問18. permanentテーブルのTime Travel保持期間を90日に設定するために必要な最低エディションはどれか。

解説:Time Travelを最大90日まで延長できるのはEnterprise以上。Standardでは最大1日まで(A・E誤り)。C・Dでも可能だが「最低エディション」としてはBが正解。エディション境界(90日TT、マルチクラスタ、マスキング=Enterprise)は頻繁に問われる形式なのでセットで覚える。参照:1-7節・1-2節

問19. temporaryテーブルの説明として正しいものはどれか。

解説:temporaryテーブルはセッションスコープで、そのセッションからのみ見え、セッション終了とともに消える。Time Travelは最大1日、Fail-safeはないためB・C・Dは誤り。他セッションから参照できないためAも誤り。参照:1-7節

問20. externalテーブルについて正しい記述を2つ選べ。

解説:externalテーブルは外部ステージ上のファイルをテーブルのように参照する読み取り専用オブジェクトで、データはSnowflake内に取り込まれない(E誤り)。データを保持しないためTime TravelもFail-safeも適用されない(C・D誤り)。参照:1-7節

問21. Fail-safeの説明として正しいものはどれか。

解説:Fail-safeはTime Travel終了後の7日間の災害復旧用領域で、ユーザーは直接アクセスできずSnowflakeサポート経由での復旧となる。AはTime Travelの説明との混同、Bは90日(TT)との数値混同。permanentテーブルのみが対象で(D誤り)、Fail-safe分もストレージ課金される(E誤り)。参照:1-7節

問22. Time Travelのデフォルトの保持期間はどれか。

解説:Time Travelのデフォルトは全エディションで1日。Bの7日はFail-safe、Cの90日はEnterprise以上で設定可能な最大値、Eの365日はACCOUNT_USAGEの保持期間との数値混同を狙った選択肢。デフォルトで有効のためDも誤り。参照:1-7節

問23. 結果キャッシュの保持期間として正しいものはどれか。

解説:結果キャッシュはクラウドサービス層に24時間保持される。Aはウェアハウスのローカルディスクキャッシュ(サスペンドで消える)との混同を狙った定番のひっかけ。Bの7日はFail-safe、Eの60秒はウェアハウスの最低課金時間との数値混同。参照:1-1節・1-5節

問24. Snowflakeのキャッシュについて正しい記述を2つ選べ。

解説:ローカルディスクキャッシュはウェアハウスに紐づくためサスペンドで消え、結果キャッシュはクラウドサービス層にあるためウェアハウスなしで応答でき、クレジットも消費しない(A・C誤り)。COUNT(*)などはメタデータキャッシュで応答でき、ウェアハウス不要のためEも誤り。参照:1-1節・1-5節

問25. 社内文書を対象にしたRAG(検索拡張生成)アプリケーションの検索基盤として利用するCortex機能はどれか。

解説:Cortex Searchは非構造化テキストに対するハイブリッド検索サービスで、RAGの検索部分を担う。AのAnalystは構造化データへの自然言語質問(NL→SQL)、CのDocument AIは文書からの項目抽出、DのCopilotはSnowsight内のSQL作成支援であり、役割の取り違えに注意。参照:1-8節

問26. ビジネスユーザーが売上テーブルなどの構造化データに自然言語で質問し、SQLに変換して回答を得る仕組みを提供するCortex機能はどれか。

解説:Cortex Analystは自然言語の質問をSQLに変換して構造化データから回答を得る機能。Aは非構造化テキストの検索、Bは文書からの情報抽出であり対象データと役割が異なる。D・EはCortexの質問応答機能ではない。参照:1-8節

問27. 請求書や契約書などのPDFから、金額・日付といった項目を抽出してテーブル化したい。適切な機能はどれか。

解説:Document AIは文書(PDF等)から構造化された項目を抽出する機能。Cは文書を「検索」する機能で「抽出」ではない点がひっかけ。BはSQL作成支援、Dは構造化データへの自然言語質問、Eはクエリ高速化機能であり用途が異なる。参照:1-8節

問28. Snowflake CortexおよびCopilotについて正しい記述を2つ選べ。

解説:CopilotはSnowsight内の開発者向けSQL支援、Analystはセマンティックモデルを使ったNL→SQLで、Aは両者の役割を入れ替えたひっかけ。Searchは検索でありSQL生成ではない(B誤り)。Cortex LLM関数はSnowflake内で完結し外部APIキーは不要(D誤り)。参照:1-8節

問29. Snowparkの説明として正しいものはどれか。

解説:SnowparkはPython/Java/ScalaのDataFrame APIで記述したロジックをSnowflake側にプッシュダウンして実行する仕組みで、データは外に出ない(A誤り)。Python以外にも対応(B誤り)し、外部Sparkクラスタは使わない(C誤り)。実行にはウェアハウスのクレジットを消費する(E誤り)。参照:1-9節

問30. Snowflakeがサービスとして自動的に処理するため、ユーザー側の管理作業が不要なものはどれか。

解説:Snowflakeにはインデックスや手動の領域管理が存在せず、パーティショニング・圧縮・統計などの物理管理はすべて自動。一方A〜Dはユーザーが判断・設計すべき項目であり、「何が自動で何が利用者の責任か」を切り分けさせる問題。参照:1-1節・1-6節

問31. エディションと機能の対応について正しい記述を2つ選べ。

解説:検索最適化とQASはEnterprise境界の機能。マスキングポリシーもEnterprise以上のためBは誤り。フェイルオーバーとPrivateLinkはBusiness Critical以上のためC・Eは誤りで、EnterpriseとBusiness Criticalの境界を意図的に混同させる選択肢。参照:1-2節

ドメイン2:アカウント管理とデータガバナンス(問32〜51)

問32. SnowflakeのRBAC(ロールベースアクセス制御)における権限付与のルールとして正しいものはどれか。

解説:Snowflakeでは権限を付与できる対象はロールのみで、ユーザーへの直接付与はできない。Aは他製品の感覚を突いた典型的なひっかけです。ユーザーグループという仕組みはなく(C誤り)、権限管理はMANAGE GRANTS権限を持つロール等でも可能なためEも誤り。参照:2-1節

問33. MANAGE GRANTS権限を持ち、アカウント全体の権限付与を管理するシステムロールはどれか。

解説:SECURITYADMINはMANAGE GRANTS権限を持ち、アカウント全体の権限管理を担う。AのUSERADMINはユーザー/ロールの「作成・管理」担当でMANAGE GRANTSは持たない、という違いが定番の混同ポイント。BのSYSADMINはオブジェクト管理、EのORGADMINは組織レベルの管理である。参照:2-1節

問34. システム定義ロールについて正しい記述を2つ選べ。

解説:ロール階層ではSECURITYADMINがUSERADMINを継承し、USERADMINはユーザー/ロールの作成・管理を担う。MANAGE GRANTSを持つのはSECURITYADMINでありBは誤り。ユーザー作成はSYSADMINの役割ではなく(D誤り)、組織全体の管理はORGADMINでACCOUNTADMINは単一アカウントの最上位(E誤り)。参照:2-1節

問35. データベース、スキーマ、ウェアハウスなどのオブジェクトの作成・管理に使うことが推奨されるシステムロールはどれか。

解説:オブジェクトの作成・管理はSYSADMINの役割。ACCOUNTADMINでも可能だが、最上位ロールの日常利用は推奨されないためAは不適切。Bは権限管理、Dはユーザー/ロール管理、Eは全ユーザー共通の基底ロールであり役割が異なる。参照:2-1節

問36. PUBLICロールの説明として正しいものはどれか。

解説:PUBLICは全ユーザー・全ロールに自動付与される疑似ロールで、ここに権限を付与すると実質全員に公開される点に注意が必要。権限付与自体は可能でCは誤り。システムロールのため削除できず(D誤り)、階層としては最下位でありEは継承方向が逆。参照:2-1節

問37. 組織(Organization)レベルで複数アカウントの作成や管理を行うロールはどれか。

解説:ORGADMINは組織レベルのロールで、アカウントの作成や組織全体の確認を行う。ACCOUNTADMINは「単一アカウント内」の最上位であり、スコープの違いがひっかけどころ。DのGLOBALADMINというロールは存在しない。なお現行の推奨は、組織アカウント(organization account)で GLOBALORGADMIN ロールを使う方式であり、ORGADMIN はレガシー(段階的廃止予定)と位置づけられている点も押さえておきたい。参照:2-1節

問38. ロール設計のベストプラクティスとして適切なものを2つ選べ。

解説:カスタムロールをSYSADMINに集約することで管理者がすべてのオブジェクトを管理でき、アクセスロール/機能ロールの分離は保守性を高める定石。ACCOUNTADMINの常用や全員付与は最小権限の原則に反し(A・E誤り)、ユーザーへの直接権限付与はそもそもできない(C誤り)。参照:2-2節

問39. Snowflakeの多要素認証(MFA)について正しい記述はどれか。

解説:MFAは第2要素としてパスキー(推奨)・TOTP認証アプリ・Duoをサポートしており、ユーザー自身が自分で登録・有効化する仕組みである。管理者による代理登録やデフォルト有効化はない(A・B誤り)。パスワードに追加する第2要素でありDは誤り。プログラムアクセスにはキーペア認証が適しておりEも誤り。参照:2-3節

問40. アプリケーションやバッチ処理などプログラムからの接続に推奨される認証方式はどれか。

解説:プログラムアクセスには公開鍵/秘密鍵によるキーペア認証が推奨される。MFAやブラウザSSOは人の操作を前提とするため自動処理には不向き(C・D誤り)。パスワードのハードコードはセキュリティ上避けるべきで(A誤り)、匿名接続という仕組みは存在しない(E誤り)。参照:2-3節

問41. 認証とネットワークセキュリティについて正しい記述を2つ選べ。

解説:SCIMはユーザー/ロールの自動プロビジョニング規格であり認証方式ではない(B誤り)。ネットワークポリシーはIP許可/拒否リストによるアクセス制御で、特定エディション限定ではない(C誤り)。SSOとMFA等は併用可能でDも誤り。参照:2-3節

問42. 動的データマスキングポリシーの説明として正しいものはどれか。

解説:マスキングポリシーは「列」に適用され、クエリ実行時に参照者のロール等に応じて値をマスクして返す。行を除外するのは行アクセスポリシーでAは誤り。保存時の変換ではなく表示時の動的変換のためB・Eは誤り。Enterprise以上の機能でCも誤り。参照:2-4節

問43. 同じテーブルに行アクセスポリシーとマスキングポリシーの両方が設定されている場合の評価順序はどれか。

解説:まず行アクセスポリシーでどの行を返すかが決まり、返される行に対してマスキングポリシーが列の値を変換する。行の絞り込み→列のマスクという順序を押さえる。併用は可能なのでDは誤り。参照:2-4節

問44. データガバナンス機能について正しい記述を2つ選べ。

解説:タグにマスキングポリシーを関連付けると、そのタグを持つ列に一括でポリシーを適用でき、これらのガバナンス機能はEnterprise以上で提供される。タグは分類・ガバナンス全般に使え(A誤り)、Bはエディション境界の誤り。Eは列(マスキング)と行(行アクセスポリシー)の役割を入れ替えたひっかけ。参照:2-4節

問45. Snowflakeに保存されるデータの暗号化について正しい記述はどれか。

解説:保存データはエディションを問わず常時AES-256で自動暗号化され、ユーザーの設定は不要(A・C誤り)。顧客管理キーを組み合わせるTri-Secret Secureは追加オプションであり前提条件ではない(D誤り)。ステージ上のデータも暗号化対象でEも誤り。参照:2-5節

問46. Snowflakeの暗号化キーの自動ローテーション間隔として正しいものはどれか。

解説:アクティブな暗号化キーは30日ごとに自動ローテーションされる。Cの7日はFail-safe、Dの90日はTime Travel最大値との数値混同を狙った選択肢。ローテーションは自動で行われるためAも誤り。参照:2-5節

問47. Snowflakeの暗号化とTri-Secret Secureについて正しい記述を2つ選べ。

解説:キーは階層型モデル(ルートキー→中間キー→データキー)で管理され、Tri-Secret Secureは顧客管理キーを組み合わせるBusiness Critical以上の機能。Bはエディション境界のひっかけ。通信もTLSで暗号化される(C誤り)。暗号化は標準動作で追加課金はない(E誤り)。参照:2-5節

問48. リソースモニターのしきい値到達時に、実行中のクエリの完了を待ってからウェアハウスを停止させるアクションはどれか。

解説:SUSPENDは実行中クエリの完了を待って停止し、SUSPEND_IMMEDIATEはクエリを中断して即時停止する。この2つの違いが定番の出題ポイント。NOTIFYは通知のみで停止しない。DとEはリソースモニターのアクションとして存在しない。参照:2-6節

問49. リソースモニターについて正しい記述はどれか。

解説:リソースモニターはデフォルトでACCOUNTADMINのみが作成でき、1つのウェアハウスには1つのモニターしか割り当てられない(1つのモニターを複数ウェアハウスに割り当てることは可能)。監視対象はクレジット消費でありストレージではない(E誤り)。返金の仕組みはない(C誤り)。参照:2-6節

問50. SNOWFLAKEデータベースのACCOUNT_USAGEスキーマと各データベースのINFORMATION_SCHEMAについて正しい記述を2つ選べ。

解説:ACCOUNT_USAGEは約365日の長期履歴・ドロップ済みオブジェクトを含むが反映に遅延があり、INFORMATION_SCHEMAはリアルタイム性が高い代わりに保持期間が短く、ドロップ済みは含まない。A・C・Dはそれぞれ両者の特性を入れ替えたひっかけ。参照:2-7節

問51. 数か月前にドロップされたテーブルを含む、アカウント全体の過去のオブジェクト情報やクエリ履歴を調査したい。参照すべきものはどれか。

解説:ドロップ済みオブジェクトを含む約365日分の履歴を持つのはACCOUNT_USAGE。INFORMATION_SCHEMAは保持期間が短くドロップ済みを含まないためBは不適。Fail-safeはユーザーが直接クエリできず(D誤り)、SHOWコマンドやPUBLICスキーマは現存オブジェクトの情報しか得られない(C・E誤り)。参照:2-7節

ドメイン3:データロード・アンロードと接続(問52〜69)

問52. COPY INTO コマンドは、同じファイルを誤って二重ロードしないようロードメタデータを保持している。このメタデータの保持期間として正しいものはどれか。

解説:COPY INTO のロードメタデータは64日間保持され、期間内は同一ファイルの再ロードが既定でスキップされる(再ロードしたい場合は FORCE=TRUE)。C の14日は Snowpipe のロード履歴の保持期間であり、混同を狙ったひっかけ。B の7日は Fail-safe、E の90日は Enterprise 版の Time Travel 最大値で、いずれもロードメタデータとは無関係。参照:3-2節

問53. ユーザーステージについて正しい記述を2つ選べ。

解説:A・C が正しい。ユーザーステージは @~ で参照し、ユーザーごとに自動付与され削除不可。B はテーブルステージ(@%)の説明。D は誤り──ユーザーステージは本人専用で他ユーザーへ権限付与できない(権限管理したいなら名前付きステージを使う)。E も誤りで、アップロードは SnowSQL 等のクライアントから PUT コマンドで行う。参照:3-1節

問54. PUT コマンドについて正しい記述はどれか。

解説:B が正しい。PUT は既定で自動 gzip 圧縮(AUTO_COMPRESS=TRUE)を行う。A は誤り──PUT は SnowSQL などの CLI クライアント用で、Snowsight のワークシートでは実行できない。C も誤りで、PUT の対象は内部ステージのみ(外部ステージへはクラウド側のツールで配置する)。D はロード(COPY INTO)と配置(PUT)の混同、E は既定の圧縮動作に反する。参照:3-1節

問55. COPY INTO で ON_ERROR オプションを指定しなかった場合の既定の動作はどれか。

解説:C が正しい。COPY INTO の ON_ERROR 既定値は ABORT_STATEMENT。A・B は明示的に指定した場合のみ有効な選択肢。なお Snowpipe 経由の場合は既定が SKIP_FILE になる点も対比で押さえておく。D のようなエラーテーブルへの自動書き出しは既定動作ではなく、E のような割合しきい値は SKIP_FILE_<num>% として明示指定するもの。参照:3-2節

問56. 本番ロードの前に、データを実際にはロードせずファイルのエラー有無だけを確認したい。使うべき COPY INTO のオプションはどれか。

解説:A が正しい。VALIDATION_MODE(RETURN_ERRORS など)を付けるとデータはロードされず、検証結果だけが返る。B はロードメタデータを無視して再ロードするオプション、C はロード成功後にステージのファイルを削除するオプション、D は列名でのマッピング、E は実際にロードしながらエラー行をスキップする設定であり「ロードせず検証」の要件を満たさない。参照:3-2節

問57. COPY INTO のロード時変換(SELECT を使った変換)でできることを2つ選べ。

解説:B・D が正しい。COPY のロード時変換は SELECT 句でできる範囲──列の並べ替え・省略・型変換(CAST)・単純な関数適用など──に限定される。A の JOIN、C の集約(GROUP BY)、E のウィンドウ関数はいずれもサポートされない。複雑な変換が必要なら一旦ロードしてから SQL で加工する(ELT)。参照:3-2節

問58. Snowpipe のロード履歴(重複ロード防止用メタデータ)の保持期間はどれか。

解説:B が正しい。Snowpipe のロード履歴は14日間。C の64日は COPY INTO のロードメタデータの保持期間で、逆の組み合わせを問う出題が定番のひっかけ。A の24時間は結果キャッシュ、D の90日は Enterprise 版 Time Travel の最大値。参照:3-3節

問59. Snowpipe Streaming が従来の Snowpipe と最も異なる点はどれか。

解説:D が正しい。Snowpipe Streaming は API 経由で行単位のデータを直接書き込み、ファイルの作成もステージも不要。低レイテンシで、Kafka Connector との連携にも使われる。A は誤り(どちらもサーバーレス)。B・E は従来の Snowpipe(ファイルベース、AUTO_INGEST または REST API で起動)の特徴であり、Streaming には当てはまらない。C のような形式制限もない。参照:3-3節

問60. Snowpipe について正しい記述を2つ選べ。

解説:A・C が正しい。Snowpipe はサーバーレスで、起動方式は AUTO_INGEST(イベント通知)と REST API の2種類。B は誤り──ロード履歴(14日)により同一ファイルはスキップされる。D の64日は COPY INTO 側の数値。E も誤りで、Snowpipe はファイル到着ごとの継続的なマイクロバッチロード向け。参照:3-3節

問61. 外部テーブルに対して作成できる Stream の種類はどれか。

解説:C が正しい。外部テーブルに作成できるのは insert-only Stream のみ。A の standard(挿入・更新・削除をすべて捕捉)と B の append-only(挿入のみ捕捉)は通常のテーブル用で、名前が似ている append-only と insert-only の取り違えが典型的なひっかけ。E は誤りで、外部テーブルにも Stream 自体は作成できる。参照:3-4節

問62. append-only Stream が捕捉する変更はどれか。

解説:A が正しい。append-only Stream は挿入行だけを記録し、更新・削除は無視する。B はstandard Stream の動作。C・D のような削除・更新専用の Stream は存在せず、E の DDL 変更はどの Stream も捕捉しない。参照:3-4節

問63. CREATE TASK でスケジュール付きのタスクを作成した。直後の状態として正しいものはどれか。

解説:B が正しい。タスクは作成直後は必ず SUSPENDED であり、RESUME するまでスケジュール実行されない。A・C・E のような自動開始はない。D の EXECUTE TASK は手動で1回実行するだけで、タスクの有効化(RESUME)とは別物。参照:3-4節

問64. タスクグラフ(DAG)を構成するタスクについて正しい記述を2つ選べ。

解説:C・E が正しい。スケジュールを持てるのはルートタスクのみで、後続は AFTER による依存関係で連鎖する(A は誤り)。B も誤りで、子タスクは親の完了後に実行される。D は誤り──WAREHOUSE 句を省略すればサーバーレス(Snowflake 管理コンピュート)で実行できる。参照:3-4節

問65. Dynamic Table の TARGET_LAG に 'DOWNSTREAM' を指定した場合の動作はどれか。

解説:D が正しい。DOWNSTREAM を指定すると、その Dynamic Table は下流テーブルの TARGET_LAG を満たすのに必要なタイミングでのみリフレッシュされる。A・E のような停止・手動専用の意味ではなく、B・C のような固定間隔・即時反映でもない。なおリフレッシュは可能な場合は増分(インクリメンタル)が優先される。参照:3-5節

問66. COPY INTO @mystage FROM mytable の形でファイル形式などのオプションを何も指定せずにアンロードした場合の既定の出力はどれか。

解説:A が正しい。アンロードの既定はファイル形式 CSV・gzip 圧縮・複数ファイルへの分割(SINGLE=FALSE)。B のように単一ファイルにしたい場合は SINGLE=TRUE を明示する。C の Parquet や D の JSON は TYPE で指定した場合のみで、E の ZIP はサポートされない。参照:3-6節

問67. クラウドストレージへのアクセスに storage integration の利用が推奨される主な理由はどれか。

解説:B が正しい。storage integration を使うと、アクセスキーやトークンを CREATE STAGE 文に埋め込む必要がなくなり、クラウド側の IAM ロールベースで安全に認証できる。これがセキュリティ上の推奨理由。A・C・D・E のような速度・圧縮・容量・メタデータ保持への効果はない。参照:3-6節

問68. データロードのファイルサイズに関するベストプラクティスとして正しいものを2つ選べ。

解説:A・D が正しい。推奨は圧縮後100〜250MB程度への分割で、ウェアハウスの並列処理を活かせる。B は逆で、巨大な単一ファイルは並列化できない。C は明確に誤り。E は誤り──VARIANT の上限は1値あたり128MB(非圧縮)であり、16GBという数値も「ファイル単位の特例」も存在しない。参照:3-2節

問69. テーブルステージ(@%mytable)について正しい記述はどれか。

解説:E が正しい。テーブルステージは各テーブルに自動付随する専用ステージで、対象テーブル以外へのロードには使えない。A は誤り(汎用に使えるのは名前付きステージ)。B はユーザーステージ(@~)の説明。C は誤りで自動的に存在する。D も誤り──柔軟な権限管理やディレクトリテーブルは名前付きステージの特長であり、だからこそ名前付きステージが推奨される。参照:3-1節

ドメイン4:パフォーマンス最適化・クエリ・変換(問70〜90)

問70. あるユーザーが実行したクエリとまったく同じ SQL を、ウェアハウスがサスペンドされた状態の別ユーザーが実行したところ、ウェアハウスが起動しないまま即座に結果が返った。この結果を返した仕組みはどれか。

解説:C が正しい。結果キャッシュはクラウドサービス層に24時間保持され、同一クエリテキストかつ基礎データが不変なら、ウェアハウスなしで(別ユーザーでも権限があれば)結果を返す。A のローカルキャッシュはウェアハウス稼働中のみ有効でサスペンドで消える。B・D・E はいずれもクエリの実行自体を伴う高速化機能であり、「ウェアハウスが起動しない」という状況に合わない。参照:4-2節

問71. 結果キャッシュ(query result cache)がヒットするための条件として正しいものを2つ選べ。

解説:A・D が正しい。結果キャッシュの主条件は、クエリテキストの一致と基礎データの不変。B は誤り──結果キャッシュはクラウドサービス層にあり、ウェアハウスには依存しない(別のウェアハウスでもヒットする)。C は誤りで保持期間は24時間。E は逆で、非決定的関数が含まれるとキャッシュは使われない。参照:4-2節

問72. ウェアハウスキャッシュ(ローカルディスクキャッシュ)について正しい記述はどれか。

解説:B が正しい。ウェアハウスキャッシュは各ウェアハウスのローカル SSD に読み込んだテーブルデータ(マイクロパーティション)を保持するもので、サスペンドすると消滅する。自動サスペンドを極端に短くするとキャッシュ効果が失われるトレードオフがある。A・C・D は結果キャッシュ(クラウドサービス層・24時間・結果セット)との混同を誘う誤り。E のような手動クリア操作はない。参照:4-2節

問73. SELECT COUNT(*) FROM sales; がウェアハウスを起動せずに即座に結果を返した。この動作を支える仕組みはどれか。

解説:D が正しい。行数・MIN・MAX などの統計はマイクロパーティションのメタデータとしてクラウドサービス層に保持されており、COUNT(*) のようなクエリはウェアハウスなしで応答できる(メタデータキャッシュ)。A はウェアハウス稼働が前提。B・C はスキャンを減らす仕組みでウェアハウス自体は必要。E は同時実行対策の機能で無関係。参照:4-2節

問74. Query Profile を確認したところ「Bytes spilled to remote storage」が大量に発生していた。最も適切な対処はどれか。

解説:A が正しい。リモートストレージへのスピルはメモリ・ローカルディスクとも不足している深刻なサインで、より大きいウェアハウスへのスケールアップでメモリを増やすのが定石。B のスケールアウトは同時実行数(キュー待ち)対策であり、単一クエリのメモリ不足には効かない──この使い分けが頻繁に問われるひっかけ。C・D・E はスピルの解消に寄与しない。参照:4-1節

問75. 多数のユーザーが同時にクエリを投げる時間帯に、クエリのキュー待ち(queued)が頻発している。適切な対処を2つ選べ。

解説:B・E が正しい。キュー待ちは同時実行スロットの不足なので、クラスタ数を増やすスケールアウト、またはワークロード分離が定石。A のスケールアップは個々のクエリを速くするための策で、同時実行数の根本対策にはならない(スピル対策との対比がひっかけどころ)。C はプルーニング改善の話で無関係、D はクエリを打ち切るだけで解決にならない。参照:4-3節

問76. 検索最適化サービス(Search Optimization Service)が最も効果を発揮するワークロードはどれか。

解説:C が正しい。検索最適化は高選択的なポイントルックアップ(等値検索や IN 検索など)を高速化するサービス。A のような全件集計や E の広い範囲スキャンには効果が薄く、E はむしろクラスタリングキーの得意分野。B・D は対象外。「等値の点検索=検索最適化、範囲=クラスタリング」の対応関係が定番の識別ポイント。参照:4-4節

問77. マテリアライズドビュー(MV)の制約として正しいものはどれか。

解説:B が正しい。MV は単一テーブルに対する定義のみで JOIN は不可。A・D は誤り──メンテナンスは Snowflake がバックグラウンドで自動的に行う(その分サーバーレスコストが発生)。C は誤りで MV は Enterprise 以上の機能。E のような定義制限はない(むしろ集計・射影を絞った定義が典型)。参照:4-4節

問78. あるユーザーがマテリアライズドビューの存在を知らずに、ベーステーブルへ直接集計クエリを実行した。このとき起こり得る動作として正しいものはどれか。

解説:D が正しい。Snowflake のオプティマイザは、ベーステーブルへのクエリでも条件が合えば MV を使うよう自動書き換え(automatic query rewrite)する。ユーザーが MV の存在を意識する必要はない。A はこの自動書き換えを否定しており誤り。B・C・E のような動作は存在しない。参照:4-4節

問79. クラスタリングキーの設定が適しているケースを2つ選べ。

解説:A・C が正しい。クラスタリングキーは、巨大テーブルで特定列のフィルタによるパーティションプルーニングを効かせたい場合に有効。B の小テーブルはそもそもプルーニングの恩恵が小さく不要。D は誤り──頻繁な大量更新は自動再クラスタリングのサーバーレスコストを押し上げる。E のポイントルックアップ単体なら検索最適化サービスの方が適する。参照:4-4節

問80. クエリアクセラレーションサービス(QAS)の説明として正しいものはどれか。

解説:E が正しい。QAS はスキャン中心の重い処理の一部を共有サーバーレスリソースへオフロードする機能で、たまにしか来ない大スキャンのためにウェアハウスを大きくしておく必要をなくす。Enterprise 以上で利用可能。A は結果キャッシュ、B はマルチクラスタ、C は検索最適化サービス(かつエディションも誤り)、D は QAS の範囲を誇張した誤り。参照:4-3節

問81. 数十億行のテーブルに対し「メールアドレス完全一致で1行を探す」クエリが頻発している。追加すべき機能として最も適切なものはどれか。

解説:B が正しい。高カーディナリティ列の等値1件検索(ポイントルックアップ)は検索最適化サービスの典型ユースケース。A の MV は集計・射影の事前計算向き。C は日付など範囲フィルタ向きで、検索対象と無関係な列では効かない。D は大規模スキャンのオフロード、E は同時実行対策であり、いずれも1行検索の高速化策としては不適。参照:4-4節

問82. (シナリオ)1つのJSONドキュメント全体を1件のVARIANT値としてロードしたい。非圧縮データとして格納できる最大サイズはどれか。

解説:D が正しい。VARIANT 値1件の上限は非圧縮データで最大128MB(内部オーバーヘッドにより実効上限はわずかに下回る場合がある)。B の16MBは旧仕様の上限で、古い教材ではこの値が使われていることがあるため注意。E の250MBはロード用ファイルの推奨サイズ上限(100〜250MB)との混同を狙った選択肢で、C の64(日)は COPY メタデータの保持日数の数値。単位・文脈ごと入れ替えるひっかけに注意。参照:4-5節

問83. FLATTEN 関数について正しい記述を2つ選べ。

解説:B・D が正しい。FLATTEN は半構造化データの配列・オブジェクトを行方向に展開するテーブル関数で、LATERAL と組み合わせて使う。OUTER => TRUE で外部結合的に空要素の行も保持できるため、C は誤り。A は逆方向(ARRAY_AGG などの集約)の説明。E も誤りで、FLATTEN はまさに VARIANT 等の半構造化データ向け。参照:4-5節

問84. ウィンドウ関数 ROW_NUMBER() の結果が1の行だけを抽出したい。サブクエリを使わずにフィルタできる Snowflake の句はどれか。

解説:A が正しい。QUALIFY はウィンドウ関数の結果に対するフィルタ専用の句で、「WHERE は行、HAVING はグループ、QUALIFY はウィンドウ」という対応で覚える。B は GROUP BY の集約結果用、C はウィンドウ関数を評価する前の行に対する条件のためウィンドウ結果には使えない。D は句として存在せず、E は件数制限で条件フィルタではない。参照:4-6節

問85. SAMPLE 句の BERNOULLI 方式と SYSTEM 方式の違いとして正しいものはどれか。

解説:D が正しい。BERNOULLI(ROW)は行ごとに確率でサンプリングし均質だが遅め、SYSTEM(BLOCK)はマイクロパーティション単位で選ぶため高速だが偏りが出やすい。A は両者を逆にした典型的なひっかけ。B・C は事実に反し、E のようなエディション制限もない。参照:4-7節

問86. APPROX_COUNT_DISTINCT 関数の説明として正しいものはどれか。

解説:B が正しい。APPROX_COUNT_DISTINCT は HyperLogLog アルゴリズムによる近似カウントで、厳密な COUNT(DISTINCT) より高速・省メモリ。誤差を許容できる大規模データの概算に向く。A は「近似」という本質を外しており誤り。C のような単純サンプリング方式ではなく、D の依存関係もない。E も誤りで NULL は数えない。参照:4-6節

問87. ステージ上の非構造化ファイルにアクセスするための URL について正しい記述を2つ選べ。

解説:A・E が正しい。scoped URL は一時的で権限連動、presigned URL は期限付きで認証不要(外部共有向き)。B は presigned と stage URL の性質を入れ替えた誤り──認証とステージ権限が必要なのは stage URL(永続)の方。C も逆で、stage URL は永続的。D は明確に誤りで、認証不要なのは presigned のみ。参照:4-6節

問88. ストアドプロシージャ作成時に実行権限モードを指定しなかった場合の既定はどれか。

解説:C が正しい。ストアドプロシージャの既定は owner's rights で、プロシージャ所有者の権限で実行される。呼び出し元の権限で動かしたい場合は EXECUTE AS CALLER を明示する(A は明示指定した場合の動作)。B・D・E のような動作は存在しない。参照:4-7節

問89. セキュアビュー・セキュア UDF を使う主な目的はどれか。

解説:D が正しい。セキュアビュー/UDF は定義を非所有者から見えなくし、オプティマイザの挙動から内部データが推測される経路も塞ぐ。データ共有で提供する際の定石でもある。A は逆で、一部の最適化が制限されるため性能はむしろ低下し得る。B・C・E は機能として存在しない。参照:4-7節

問90. ウェアハウスをサスペンドしたときの各キャッシュへの影響として正しい記述を2つ選べ。

解説:B・D が正しい。サスペンドで失われるのはウェアハウスのローカルキャッシュだけで、クラウドサービス層にある結果キャッシュ(24時間)とメタデータは影響を受けない(A・C は誤り)。E は誤り──頻繁なサスペンドはローカルキャッシュを毎回捨てることになり、再開直後のクエリ性能に影響する。参照:4-2節

ドメイン5:データコラボレーション(問91〜100)

問91. transient テーブルに設定できる Time Travel 保持期間の最大値はどれか(Enterprise 版のアカウントとする)。

解説:A が正しい。transient・temporary テーブルの Time Travel は最大1日(0または1)で、エディションにかかわらず延長できない。D の90日は Enterprise 版の permanent テーブルにのみ設定できる最大値で、この対比を突く出題が多い。また transient には Fail-safe(7日)もない点をセットで押さえる。参照:5-1節

問92. Fail-safe について正しい記述を2つ選べ。

解説:C・E が正しい。Fail-safe は Time Travel 終了後の7日間(固定)、permanent テーブルのみを対象とする災害復旧用の仕組みで、ユーザーによるクエリや UNDROP は一切できない。A は Time Travel の操作との混同。B の延長設定は存在しない。D も誤りで、transient/temporary に Fail-safe はない。参照:5-1節

問93. DROP したテーブルを UNDROP で復元できるのはどの期間か。

解説:B が正しい。UNDROP が使えるのは Time Travel の保持期間内だけ。A は誤り──Fail-safe 期間に入るとユーザー操作(UNDROP 含む)は不可能で、Snowflake への依頼が必要になる。C は既定値(1日)を固定値と誤解させる選択肢で、保持期間の設定次第で変わる。D・E は事実に反する。参照:5-1節

問94. 次のうち、CLONE コマンドでクローンを作成できないオブジェクトはどれか。

解説:D が正しい。外部テーブルはデータが外部ストレージにありマイクロパーティションのメタデータ複製が成立しないため、クローンできない(なお内部の名前付きステージは、DB/スキーマのクローン時に INCLUDE INTERNAL STAGES を指定すれば含められるが、既定では含まれない)。A・B・C・E はいずれもクローン可能で、データベースやスキーマをクローンすると配下のオブジェクトもまとめて複製される。参照:5-2節

問95. ゼロコピークローンについて正しい記述を2つ選べ。

解説:A・D が正しい。クローンはメタデータ操作でマイクロパーティションを共有するため即時・低コストで作成でき(E は誤り)、以後の変更分だけが新規ストレージを消費する。B は誤り──クローンは作成時点のスナップショットで、以後は独立に変化する。C も誤りで、クローンされたオブジェクト自体の権限は引き継がれない(コンテナをクローンした際の子オブジェクトは引き継ぐ、という対比が D)。参照:5-2節

問96. Secure Data Sharing でシェアを受け取ったコンシューマアカウントができることとして正しいものはどれか。

解説:C が正しい。シェアから作成したデータベースは read-only で、コンシューマは自分のコンピュート(ウェアハウス)でクエリのみ可能。A の書き込み、B の再共有、D・E のような元データへの管理操作はいずれも不可。「データは移動せず、読み取り専用・再共有不可」が共有の三原則。参照:5-3節

問97. リーダーアカウント(reader account)の説明として正しいものはどれか。

解説:E が正しい。リーダーアカウントは Snowflake 契約のない相手とデータ共有するためにプロバイダが作成・管理するもので、ウェアハウスの利用コストはプロバイダ側に課金される。A・B はコスト負担と作成主体が誤り。C は Marketplace とは無関係に作成でき、D は誤り──リーダーアカウントも読み取り専用。参照:5-3節

問98. 別のリージョンや別のクラウドにあるアカウントへデータを共有したい。正しい記述を2つ選べ。

解説:A・C が正しい。ダイレクトシェアの範囲は同一クラウド・同一リージョン内のみ(B は誤り)。リージョンやクラウドをまたぐ場合は、リスティングによる自動フルフィルメント、またはデータを相手リージョンへレプリケーションしてから共有する。D のような手作業のエクスポートは不要で、E も誤り。参照:5-3節・5-5節

問99. Snowflake Marketplace でデータプロダクトを取得した場合、コンシューマ側ではどのように見えるか。

解説:B が正しい。Marketplace で取得したデータは共有と同じ仕組みで read-only データベースとしてマウントされ、コピーもパイプライン構築も不要で、提供元の更新が即座に反映される。A・C のような物理コピーは作られない。D は誤りで、クエリには自分のウェアハウスを使う。E は共有データの read-only・再共有不可の原則に反する。参照:5-4節

問100. データベースレプリケーションとフェイルオーバーについて正しい記述を2つ選べ。

解説:B・D が正しい。セカンダリは read-only で、定期または手動のリフレッシュでプライマリと同期する(A は誤り)。フェイルオーバー(セカンダリのプライマリ昇格)は Business Critical 以上の機能で、レプリケーション自体とエディション要件が異なる点がひっかけどころ。C は誤り──temporary テーブルは複製対象外。E も誤りで、レプリケーションはむしろクロスリージョン・クロスクラウドの災害対策に使う。参照:5-5節